監査を仕事にするということ。その判断に覚悟を持てますか?

こんにちは、現役会計士のとっちゃんです!

今日のテーマは、会計士の仕事についてです。
たぶん医者の世界みたいに、会計士のキツイ側面ってあまり見えてこないですよね?

年収が高いとかカッコいいとか、そういう表面的なことしか専門学校は言わないですし。
でも、もし軽い気持ちで捉えているなら、一度立ち止まって考えて欲しいと思います。

突然ですが、漁師ってご存じですか?あの魚を捕る職業です。
当然みんな知ってると思いますが、実は漁師の世界は「板子一枚下は地獄」と呼ばれてます。
「海」は生きる糧をくれる場所ですが、同時に命を奪う場所でもあるから。
どんなに大きな船に乗っていても、薄っぺらい板の下はまさに地獄。常に危険と隣り合わせの仕事です。

それを会計士に置き換えるとどうでしょうか。
監査業界は「海」、監査法人は「船」、会計士は「漁師」ということになります。
監査業界は国に護られた保護産業で、他の業界よりも年収が高い?のはそのせいです。

その糧を得るために監査法人という「船」に乗って、何年も働き続けますが、本当に安全と言えるでしょうか?
監査報告書の紙ペラ一枚にサインして、もし大きなミスを犯してしまったとしたら・・・。
その仕事の向こうに隠れていた、あらゆる危険が表面化して降りかかってきます。
しかも、白か黒かはっきりしないグレーな領域での”判断”に責任を負わされる訳です。

減損会計を巡ってクライアントと揉めた時、ふと「板子一枚下は地獄」という単語が頭に浮かんできました。
「将来業績が確実に悪くなるかどうかなんて、誰にも分からないでしょう。」
「今この瞬間に、100%確実に投資が失敗したかどうかなんて断言できるんですか?」
「おたくらの身勝手な判断で会社が潰れたら責任とれるんですか?」

冷や汗びっしりかいて、罵声を浴びせられている時、上っ面だけを見て仕事を選んだことを後悔しました。
大した覚悟もなく、勘違いなエリート面した若造がやっていい仕事じゃないな、と。

試験勉強をやってるときは、その数字の向こうに会社が、人が、人生があるなんて考えもしませんでした。
間違ってたら修正テープで消して書き直せばいいし、次間違えないようにすればいいや、なんて思ってました。
でも、数字は生きてるんです。その数字の裏には色んな人間がいて、人生が詰まっています。

もしフワっとした軽い気持ちで、もし合格できていたとしたら?
たぶん危険を察知したタイミングで確実に辞めていたと思います。

仕事の裏側にある責任と覚悟を持てるかどうか?ぜひ自分自身に問いかけてみて欲しいと思います。

いつもお読み下さり、ありがとうございます!

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