監査の仕事の醍醐味とは?

こんにちは、現役会計士のとっちゃんです!

私は4回連続不合格の後、5回目のチャレンジで合格を果たした元ベテラン受験生です。
どん底から学んだ経験、気付きを余すところなくお伝えしていこうと思います。

監査を仕事として見たとき、どんな醍醐味があると思いますか?

山のような書類を作らされるという事実はありますが、
それでも続けられているのは、やっぱり醍醐味があるからだと思ってます。

そこで、今回は実務家の目線から、監査の仕事論をご紹介したいと思います。

監査はものすごーく矛盾を抱えた仕事です。
お金はクライアントから貰うのに、仕事は投資家のために行うんです。
こんな職業って他には見当たりません!

医者は患者のため、税理士は納税者のため、保育士は子供のため、に仕事をして対価を貰います。
法律とか基準に基づいて、目の前の相手のために仕事をしますよね?
でも、監査の仕事は違います!
目の前にいるクライアントにとって有益な仕事は、基本的に何一つしないにもかかわらず、ガッツリ大金を貰ってます。

文句も言われますし、嫌みも言われますが、それがこの仕事の一部でもあります。
投資家のためと言いつつ、嫌われ役を全うするのは本当に辛いものがありますが。

でも、何も問題が起こらない間は全然OKなんです。
パソコンに向かい合って1日中書類を作っていれば済むんで。
ただし、お互いに許容し難い問題が起きたときはそういう訳にはいきません。

どうすれば、クライアントも監査法人も納得できる着地点が見つけられるか、必死に探し回る羽目になります。
そして、電話やメール、直接訪問して議論を繰り返して、根回しをしまくることになります。

世間一般からは、「間違ってるから直して下さい!」!と上から指示を出してるように思われてますが、全然そんなことはありません。
立場は圧倒的にクライアントの方が上なので、向こうが「そういうことなら、来季は他法人さんの意見を聞くことになりますね」とボソッと行って来たら、だんまりを決め込むしかないからです。

会計士も単なるサラリーマン。
トラブルをうまく処理できずに監査契約を切られりしたら、出世の道は間違いなく潰えるでしょう。
同僚たちからは「あいつ、クライアントとトラブってロスト(=契約を切られて顧客を失うこと)したらしいよ」なんてと噂され、どこからも仕事を振ってもらえなくなるでしょう。100%とは言わないまでも、確実に干されると思います。

そういう事態を回避するために、ひたすら根回ししてどうにか問題を収めようと頑張るんです。
それが会計士の腕の見せ所でもありますし、それができる会計士こそ優秀だと言われたりします。
(本気でヤバい問題に直面した時は、”投資家のため”なんて大義名分は頭の片隅にもありません。)

そして、問題をどうにか収めて監査意見を出すことができた時、ものすごい達成感が生まれます。
繁忙期の打ち上げで「いやー今回もなかなか大変だったねー」なんて言い合いながら、1年を振り返るんですが、そのときの充実感というか解放感に快感を覚えるので、この仕事を続けられてるのかなーと思ったりしてます。

古くて新しい論点と言われてますが、「クライアントからお金を貰うのに、仕事は投資家のために行う」という矛盾点を早く解決して欲しいってすごく感じます。

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