会計士の思考回路とは?普段見ている世界を解説します!

こんにちは、現役会計士のとっちゃんです!

私は4回連続不合格の後、5回目のチャレンジで合格を果たした元ベテラン受験生です。
どん底から学んだ経験、気付きを余すところなくお伝えしていこうと思います。


前回の記事で会計士の仕事内容について触れましたので、今回はさらに一歩進んで、会計士の思考回路について書きたいと思います。

1.クライアント先を「現場」と呼びます

会計士の世界ではクライアント先を「現場」と呼ぶ風習があります。
「今週の現場はどこ?忙しい?」っていう話題はしょっちゅうです。

クライアント先の経理部の方からは、「現場って言うんですねー」ってよく驚かれますが、業界用語なのでとお答えするようにしてます。
最初は違和感があったんですが、働いてみると変に納得しちゃうものです。というのも、予定表を見ながら「明日はこの現場、明後日はこの現場」みたいに行く会社がコロコロ変わるので、工事現場の作業員さんたちと何ら変わらないんです。

そういう働き方なので、自由な働き方って言われたりもしますが、「オレたちは決算期ごとに忙しくなる季節労働者なんだよなー」と自虐的に言う人もいたりします。

(守秘義務の関係で)会社名を口に出すことに抵抗があるので、「現場」っていう言い方が定着したのかもしれませんが、なかなか不思議な業界ですよね。国税庁でも国税局を「本店」、税務署を「支店」って言ったりするみたいですし、業界ごとに苦労してますよね。

もちろん聞かれても「○○駅の近く」や「ABC」のようなアルファベッドの略語で答えることも多いですね。
壁に耳あり障子に目ありで、どこで誰が聞いてるか分からないので、居酒屋とかトイレ、駅なんかでも絶対に話題に出さないように気を遣ってたりします。

2.重い守秘義務・・・家族にすら言えません


守秘義務の矛先は、当然家族に対しても一緒です。

どんなに仲が良かったり、血縁関係があったとしても、仕事の話は絶対にできません・・・。
守秘義務と引き換えに色んな情報を開示してもらってるので、当然と言えば当然ですが。

愚痴をこぼしたり、相談できる相手は職場の人間に限られるので、ある意味大変な気もします。

3.職場をスルーする?直行直帰という働き方

会計士は滅多なことでは、職場には顔を出しません。
基本的にクライアント先に直行して17時まで仕事をすると、そのまま自宅へ帰宅しちゃいます。
(繁忙期は職場に戻って終電まで残業するので、4~5月は別ですが)

いつも職場にいる=干されてる、人気がない、ということを意味するので、間違いなく同情されます。
職場で仕事をする日を業界用語で「事務勤(ジムキン)」と言うんですが、事務勤ばかりの若手は「ジムキング」なんて揶揄されたりもします。

会計士の人気商売みたいなところがあるので、やる気があって仕事がデキる職員がいると、みんなが呼ぶんですね。
もちろん逆の人もたまにいるんですが、そういう人は「あいつは全然仕事できないよ、前にこんなことがあって×××」と噂になるので、必然的に呼ばれない➾職場に行くことが増える➾経験が積めない、という悪循環に陥る結果に。

4.会計士の思考回路

普段何気なく、見たり聞いたりしている情報を、常に会計というフィルター越しに見てます。

例えば、4月に訪問した時に、本社建物の外壁工事をしていたとしましょう。
普通だったら「へー工事してるんだー」くらいで気にも留めないと思うんです。
でも、会計士は違います!

「あの外壁工事って資本的支出(=固定資産に計上する)だろうか?収益的支出(費用処理する)だろうか?」
「もし固定資産に計上するなら、工事代金の中に経費色の強い費用も入ってるだろうから、どこまでを入れるべきなんだろうか?」
「もし固定資産に計上するなら、勘定科目は何になるんだろうか?建物か?建物附属設備か?構築物なんかも可能性あるなー」
「工事の期間はいつまでだろうか?決算期を跨ぐなら、借方は建設仮勘定になるし、貸方は未払金になるなー」
「もし工事代金がすごい大きいとしたら、残高確認状を送付しないといけないなー」
などなど。

目にした情報がどう数字に跳ねてくるのか?を常に考えてるんです。
その感覚って会計監査の仕事をしてないと、なかなか身に付きにくいものかなーと思います。

5.会計士業界の格言

誤謬(うっかりミス)は帳簿に出るが、不正は顔に出る

初めて聞いた時はさすがだなーと思いました。
簿をめくりまくっても、意図的に隠されたら絶対に見つけられないですが、そこは人間ですよね。
嘘をつくときってやっぱり顔に出ちゃうものなんですよね(今まで不正を見つけたことはないですが)。
色々奥が深いですね。

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